デリケートゾーンのかゆみ止め市販薬を全種類まとめ

デリケートゾーンかゆみの塗り薬
デリケートゾーンのかゆみが我慢できない場合にはゴシゴシ洗ったりかきむしったりするのではなく、市販で手軽に購入できる塗り薬を使ってみることをおすすめします。

私自身もデリケートゾーンのかゆみは病院で診察してもらうのもちょっと恥ずかしくて抵抗があるので、我慢できないほどのかゆみやムズムズ感がある時は市販ドラッグストアで購入できる塗り薬を使ってかゆみを抑えています。

かゆみがあまりにも続く場合は婦人科で診察してもらいましょう。性病や膣カンジタなどの可能性もあるので市販薬を使っても症状が改善されない場合にはすぐに婦人科へ。

ドラッグストアの塗り薬には第○医薬品と言って分類されている種類があり、それぞれ副作用などが異なっています。少し簡単にご紹介しておきます。

[nopc] ←スクロール可能→
[/nopc]
 分類名  対応者  販売方法  販売者への説明
 要指導医薬品  薬剤師  対面販売  義務
 第1類医薬品  薬剤師  対面・通信販売  義務
 第2類医薬品  薬剤師か登録販売者  対面・通信販売  努力義務
 第3類医薬品  薬剤師か登録販売者  対面・通信販売  規定なし

これからご紹介するドラッグストアで購入できるデリケートゾーンのかゆみ塗り薬は基本的に普通にレジで購入できるタイプの商品ですが、要指導医薬品や第1類医薬品はドラッグストアで購入するときも常駐している薬剤師の説明を受けないと購入することができません。

第2類医薬品や第3類医薬品は基本的に簡単にレジで購入することが可能な薬です。

市販で買えるデリケートゾーンのかゆみを抑える塗り薬

市販ドラッグストアで購入できる塗り薬の特徴や価格、どんな症状に有効かをまとめて見ました。

全部で6種類ありますがそれぞれちょっと違いがありますのでわかりやすくご紹介していきます。

フェミニーナ軟膏

フェミニーナ軟膏 出典:https://www.kobayashi.co.jp

価格 15g 880円(税込 950円)
30g 1,400円(税込 1,512円)
種類 第2類医薬品(非ステロイド)
効能 かゆみ、かぶれ、湿疹、虫さされ、皮ふ炎
じんましん、あせも、ただれ、しもやけ

ドラッグストアで売られているデリケートゾーンのかゆみを抑える薬として代表的なのが小林製薬から販売されているフェミニーナ軟膏です。

フェミニーナ軟膏は生理やナプキン、汗ムレやおりものによるかゆみや下着かぶれのかゆみを素早く抑える働きをする軟膏(塗り薬)です。

リドカリンという局所麻酔成分が配合されているので「かゆみ」を鎮めるまでに即効性があり、ジフェンヒドラミン塩酸塩という配合成分がかゆみの再発を抑えてくれます。

イソプロピルメチルフェノールも配合されているので雑菌繁殖を抑える働きもあり若干の消臭効果も期待できます。

とにかくデリケートゾーンがかゆくてどうにかしたい!って方はまずはフェミニーナ軟膏を使ってみることをおすすめします。

フェミニーナジェル

フェミニーナジェル 出典:https://www.kobayashi.co.jp

価格 15g 880円(税込 950円)
種類 第2類医薬品(非ステロイド)
効能 かゆみ、かぶれ、湿疹、虫さされ、皮ふ炎
じんましん、あせも、ただれ、しもやけ

フェミニーナ軟膏と同様に小林製薬から販売されているジェルタイプのかゆみ止めです。

軟膏タイプよりもベトつきが少なくさらっとしたテクスチャの作りになっているので少しでもベトつきがあるのが嫌だ!って方におすすめです。

かゆみを抑える有効成分はほとんど変わりありませんが、かゆみの再発を抑える抗ヒスタミン成分の配合量が軟膏タイプよりも少ないのでちょっとかゆみが気になるな〜って方におすすめです。

フェミニーナミスト

フェミニーナミスト 出典:https://www.kobayashi.co.jp

価格 15mL 880円(税込 950円)
30mL 1,000円(税込 1,080円)
種類 第2類医薬品(非ステロイド)
効能 かゆみ、かぶれ、湿疹、虫さされ、皮ふ炎
じんましん、あせも、ただれ、しもやけ

軟膏やジェルタイプとは配合成分が異なりますが、かゆみを抑えたり再発しないようにする作りに変わりはありません。

ミストタイプなので手を汚さずにデリケートゾーンのかゆみケアをすることができます。

個人的にはフェミニーナ軟膏やジェルの方がかゆみを抑える力が強いように感じましたが、外出先であそこに軟膏やジェルを塗るのは手間がかかるので外出先で使う分にはかなり使い勝手がいいです。

トイレでかゆみの気になる部分にシュッと吹きかけるだけでOKなので日頃からムレやナプキンでかゆみが出てしまう人は1つ持っておくと心強いです。

デリケアb

デリケアb 出典:http://www.ikedamohando.co.jp

価格 950円(本体価格880円) 15g
1,382円(本体価格1,280円) 30g
種類 第3類医薬品(非ステロイド)
効能 かゆみ、かぶれ、ただれ、しっしん、皮ふ炎
じんましん、あせも、虫さされ、しもやけ

デリケアはフェミニーナ軟膏やジェルよりもかゆみを抑える有効成分の配合量が少ないのでデリケートゾーンのかゆみを抑える力が若干弱いように感じますが、健康な肌と同じ弱酸性のクリームで作られているのでお肌への負担が少ないクリームです。

ベトつきはフェミニーナ軟膏と同じ程度でそこまで気になるベトつきはありません。

ナプキンなどの生理用品でのかゆみやヒリヒリ感を同時にケアするのにおすすめなクリームです。

ドルマイコーチ軟膏

ドルマイコーチ軟膏出典:http://www.zeria.co.jp

価格  6g 850円
種類  指定第2類医薬品(ステロイド)
効能 化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも
かぶれ、しもやけ、虫さされ、 じんましん

ドルマイコーチはステロイドを配合している塗り薬です。

フェミニーナ軟膏やデリケアbなどとは使用用途が異なり、炎症が悪化している場合に使うべき塗り薬です。

デリケートゾーンがかゆくてかきすぎてしまって少しジュクジュクヒリヒリするような場合に使う薬なのでただのデリケートゾーンのかゆみには個人的にあまりおすすめできません。

デリケートゾーンのかゆみと多少のヒリヒリ程度であればフェミニーナシリーズかデリケアbあたりがおすすめです。

ユースキン

ユースキン 出典:http://www.yuskin.co.jp

価格 780円(税抜)
種類 第3類医薬品(非ステロイド)
効能 かゆみ、かぶれ、あせも、皮ふ炎、しっしん
じんましん、ただれ

ユースキンラフレは肌への刺激が少なくて乳液っぽい感じのテクスチャのクリームです。

伸びがよくて保湿性が高いのでナプキンや下着での擦れによるかゆみやムレでのかゆみよりも、デリケートゾーンの乾燥が原因のかゆみにおすすめのクリームです。

フェミニーナ腟カンジタ錠

フェミニーナカンジタ膣炎 出典:https://www.kobayashi.co.jp

価格 2,800円(税込 3,024円)
種類 第1類医薬品
効能 腟カンジダの再発

デリケートゾーンのかゆみで女性に多い症状が「腟カンジタ症」です。

デリケートゾーンのかゆみで婦人科や産婦人科に診察に行った人の多くがカンジタ症だったと言うくらい女性に多い症状の一つです。

腟カンジタ症は性行為をしていなくても発症する症状で、カビの一種が原因となっています。一度カンジタになると一定期間で繰り返してしまう人も少なくありません。

一度病院でカンジタ症と診察された場合で、再度同じ症状が出た場合には市販ドラッグストアで売られているフェミニーナ腟カンジタ錠を販売してもらうことが可能です。

有効成分としてオキシコナゾール硝酸塩を配合しているので、強いかゆみ・ポロポロした白いおりもの・おりものの量が増えたなどの腟カンジタ症を自分で治すことができる薬です。

デリケートゾーンの市販塗り薬の注意点

デリケートゾーンの塗り薬をドラッグストアで自分で購入してケアする場合には注意点もあります。購入したケア商品に付属されている使い方説明書や注意書を読めば書いてあることですが、一応ここでも簡単にご紹介しておきます。

妊娠中の薬の使用は医師に相談する

妊娠や妊娠の可能性がある方はむやみやたらに薬を使うことは避けて、かかりつけの産婦人科医師に相談するようにしましょう。万が一トラブルがあっては後戻りできませんので、必ず医師に相談しましょう。

相談するときは具体的にどの薬を使いたいんだけど赤ちゃんや妊娠中に使うことで何か影響を及ぼさないか?と聞くと医師も答えやすいです。

薬にアレルギーのある人は薬剤師や登録販売者に相談する

今までに薬を使ってアレルギー反応が出てしまった方や、薬によって肌が腫れたり赤みが出たりしてしまった経験のある方はドラッグストアに常駐している薬剤師や登録販売者に相談してみましょう。

あまりにも症状がひどい場合は病院へ

薬を使っても症状が治らなかったり、炎症が悪化していると感じた場合にはすぐに病院にいきましょう。

自分で治せない皮膚炎なども考えられるので、安易に自己判断せずしっかりと病院で診察してもらうようにしましょう。デリケートゾーンの症状でどこの病院へ行っていいのかわからない方は下記のページを参考にしてください。

4〜5日間使っても変化がなければ使用を中止する

薬を4日〜5日間使っても症状に変化がなければ使うのをやめて病院で診察してもらいましょう。

ドラッグストアで販売されている薬を数日間使っても症状が和らがない場合は性病やなんらかの皮膚炎になっている可能性があります。

粘膜や穴の中には塗らないこと

市販で販売されている塗り薬は粘膜部分や膣内(穴の中)には塗らないようにしましょう。粘膜は刺激に弱く他の炎症を起こしてしまう可能性もあるので注意してください。

このページでご紹介したフェミニーナ腟カンジタ錠に関しては膣内(穴の中)に挿入する薬となります。

デリケートゾーンのかゆみには石鹸も有効

デリケートゾーンのかゆみの原因には、

  • ムレ
  • 雑菌繁殖
  • カビ
  • おりものシート
  • 腟カンジタ

などなど複数の原因が考えられますが、どの原因にも共通して言えるのがムレたり不衛生にしているとかゆみが発症してしまうということです。

デリケートゾーンをしっかりと正しく洗えている女性は非常に少ないですし、体用の石鹸「ボディソープ」でデリケートゾーンを洗っている女性も多くいますが、デリケートゾーンにはデリケートゾーン専用の石鹸を使った方が臭いやかゆみをしっかりと抑えることができます。

私が今まで使ってきたデリケートゾーンのかゆみを予防する石鹸の中で一番おすすめできる商品は「コラージュフルフル泡石鹸」という石鹸です。

コラージュフルフル泡石鹸は価格もそこまで高くないのに、皮膚上のかゆみや臭いの原因となるカビをしっかりと洗い流す成分が配合されていて本当にかゆみを抑えることができた石鹸です。

今までどの石鹸をつかってもムレるとすぐにかゆみが出て辛かったんですけど、コラージュフルフル泡石鹸を使ってからはムレても全然かゆみが出なくて本当に助かっています!!